海外旅行から4週間以内は献血禁止

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献血カード

 先日、職場のビルに日本赤十字社が来て、献血が行われることになりました。献血をすると簡易な血液検査をしてくれるので、この機会に献血をしておくことにしました。

 血液検査の内容で少し残念なのは、総コレステロールは測定されるのですが、LDLコレステロールと HDLコレステロールの個々の数値がわからない点です。ここが別々にわかるようになれば本当はいうことがありません。

 前回、献血をしてから、すでに2ヶ月以上は経っていますし、デング熱などの流行国などにもいっていませんので、条件としては全く問題ないだろうと考えていました。

 会場にいってみると、まずは最初の問診を待つ列に並びます。

 ここで、注意事項が書かれたシートを渡されました。そのあと、順番がやってきて問診を受けます。

 最初に聞かれたことが、「ここ一年間で海外は過去にどこに行かれましたか?」ということでしたので、中国、ベトナム、アメリカと答えます。

 次に、「最後に帰国されたのはいつですか?」と聴かれたので、躊躇することなく「先週です」と答えたら、献血NGとなってしまいました。

 海外に行ってから4週間以内は献血禁止なのだそうです。日本赤十字社の公式サイトにも、下記のようにしっかりと書いてありました。

輸血を媒介して感染が危惧される疾患(ウイルス感染症等)によるリスクを軽減するため、海外からの帰国日(入国日)当日から4週間以内の方からの献血は、ご遠慮いただいています。

 以前から帰国してから4週間以内はNGという条件があったのかどうかネットで確認してみると、少なくとも過去数年はこの規則がありました。特に最近になって、制約が厳しくなったわけではないようです。

 安心して輸血をするためには必要な措置なのだとは思いますが、最近では一ヶ月に一回は海外出張をしているので、このままでは献血がずっとできないかもしれません。 血液を検査する仕組みが進歩すれば、制限をもう少し緩めることもできると思いますが難しいものなのでしょうか。

 ちなみに歯科治療を受けた場合も注意が必要です。歯石除去などの出血を伴う歯科治療を受けた場合は、口腔内常在菌が血中に移行し、菌血症になる可能性があるので、治療日を含む3日間は献血ができない決まりがあります。どんな歯科治療が該当するのかは献血で問診を受けるときに聞いてみてはいかがでしょうか。

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