楽天が格安スマホを開始。月額2200円

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インタネット通販大手の楽天が格安スマートフォンのサービス「楽天モバイル通話SIM」に参入することを発表しました。月額料金は端末代金を除き、定額インターネット接続と通話サービスをセットで月額2200円となります。三木谷社長は会見で「4人家族なら年間20万円節約できる。楽天トラベルを使ってグアムに旅行できる金額だ」と安さをアピールしたそうです。

価格体系は通信速度や一ヶ月に通信できる容量によって異なりますが、2200円の支払いでは、容量は月間2.1GBまで、楽天の通話アプリを使って月間30分の通話をするという想定です。

実に大手のサービスの半分から1/3程度、他の格安SIM提供会社とはほぼ同等の価格体系ということになるでしょうか。

なお、一番安いプランは通信速度が最大毎秒200Kビットで月額1250円です。LTE対応のプランではデータ通信量が2.1GBから7GBまでの3プランで月額1600円から2960円までとなります。

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このサービスそのものは傘下のフュージョンコミュニケーションズがNTTドコモから回線を借用してサービスを提供しますが、申し込みはネット通販サイトの楽天市場でできます。通常、携帯電話の契約には本人確認が必要ですが、楽天でクレジットカードを使って登録をしている会員については本人確認を不要とする仕組みを導入し約5分で申し込みが完了するようにします。もちろん、クレジットカードの名義と回線契約の名義が同一であることなど、なんらかの条件があるものと思います。

端末については、月額料金とは別に、2万6400円で販売されます。販売される端末は台湾メーカー(ASUS)製の「Zenfone5」です。クアッドコアCPUと2GBのメモリを搭載しています。産経新聞によれば、新しく端末を買わなくてもドコモの端末を持っていればSIMを差し替えるだけで利用できるようになるようです。

すでに楽天モバイル向けの初期設定が行われているので、SIMカードをさせばすぐに使えるようになります。また、無料通話アプリと楽天でんわのアプリがプリインストールされています。

さらに、賢い日本語変換で定評があるATOKも搭載されています。すでに格安SIMの提供については、日本通信、イオン、ビックカメラ等、いろいろな会社が取扱を始めており、競争が激化しています。このような状況の中、1000万人の契約を目指すと、かなり強気の目標設定をしています。今後、どのようになるのか、とても楽しみです。

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