PS Vita/Vita TVがDLNAクライアント機能に対応

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ps vita tv4

ソニーコンピュータエンタテインメントのPlayStation Vita/Vita TVがDLNAクライアントとして使えるようになったという報道を見つけました。

DLNAクライアント機能に対応すると、DLNAサーバーに蓄積された動画や音楽、写真などのコンテンツをリモートで視聴できるようになり、とても便利になります。

ps vita tv2

さっそく、PlayStation Vita TVを起動して、システムアップデートを確認してみると、確かにアップデートが公開されていました。これを適用して、DLNAクライアント機能を起動してみました。

すると、nasne、パソコン、PS3の三つの選択肢が出てきました。私が使っているDLNAサーバーはstoraというLANに接続できるハードディスクが持っているDLNA機能を使おうと思っています。明らかにnasneとPS3は違うので、残るパソコンを選んで機器を検索してみました。

しかし残念ながらStoraを見つけてくれません。よくよく画面の説明を読んでみると、専用のアプリをパソコン側にインストールしなければいけないようなのです。これではStoraが接続できるわけがありません。

さらにネットで情報を下がりてみると、原因がわかりました。DTCP-IPという汎用的な規格に対応していないのだそうです。これでは接続できるわけがありません。SONY製品との連携が主眼にあるようです。PS3のDLNAクライアント機能ではビデオサーバにあるコンテンツを再生できましたので、大きく機能が劣化しています。

また、再生できるビデオ形式にかなりの制約があります。

 ・H.264/MPEG-4 AVC Baseline/Main/High Profile Level4.0 最大1920×1080/30p、AAC(サンプリング周波数32kHz/44.1kHz/48kHz)

DTCP-IPにソニーが対応すること自体は簡単なことだと思うのですが、今回あえて対応しなかったのは、nasneを普及させたいという思いがあるのかもしれませんが、だとすると消費者の利便性よりも自社の利益を優先することが如実にわかってしまうので、この姿勢が続くと会社の経営にとっても好ましくない影響が出ることが予感されます。ぜひ、オープンな規格に対応してほしいところです 。

【2014年4月7日追記】

その後、よくよくダウンロードできるアプリケーションを探していると、NASPOCKETというアプリケーションを見つけました。ナスネと接続できるアプリのようですが、ダウンロードしてインストールしました。

こちらで対応している機器を検索してみると、storaを問題なく検出してくれました。しかも、storaの中のフォルダも表示してくれます。これならば行けるかもしれないと思いつつ、最初にmusicを再生しようとしたところ、残念ながら再生に対応している曲を見つけることができませんでした。

AACだと対応していないのも理解できるのですが、私自身は大半をMP3で保存しているので対応していても良さそうなものですがダメでした。

そして、動画の再生にトライしてみると、こちらは見事に再生してくれました。再生できたのはiPodでの再生が可能なようにエンコードしたMPEG4のファイルです。

他に私のstoraの中に保存しているコンテンツのうち、どんな形式のファイルがOKなのか探ってみたいと思います。

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