ニコスのENEOSカードから新ENEOSカードに切り替えを薦められたら?

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先日、ENEOSのガソリンスタンドで給油をしたところ、店員からクレジットカードの切り替えを薦められました。給油に使うクレジットカードは、現在、NICOSのENEOSカードを使っています。

ENEOSカードを作ってみた

切り替え先は、同じENEOSカードなのですが、ENEOSカード(C,P,S)という種類のものへの切り替えです。ENEOS(NICOS)はENEOS(S)に相当するのですが、調べてみても特に年会費や特典の内容に違いがあるようにも思えません。

・年会費 1312円 (本人、家族は無料)
・クレジットカードの利用料金が7万円以上でガソリンが1リットルあたり7円引き
(その他の条件でも割引あり)
・ロードサービス付き

実は過去にも数回、別のガソリンスタンドで切り替えを薦められたことがあったので調べたことがありました。

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ENEOSカード(C,P,S)

今回、さらに調べてみると、ENEOSカード(C,P,S)はトヨタファイナンスが発行していることが判りました。また、QUICKPayを利用することが出来ます。QUICKPayは携帯電話などのチップを使って決済が出来る機能です。ENEOSカード(NICOS)では、VISA Touchが利用できるのですが、こちらはスマホで利用することが出来ないので、今では使わなくなってしまいました。ところが、QUICKPayに関して調べてみると、スマホでも一部の機種には対応しているようです。

使う人ほどトクをする。チャージのいらない電子マネー。|QUICPay

こちらはメリットと言うことが出来るかもしれません。

店員に、なぜ切り替えを勧めるのか聞いてみると、「お得になります」という説明があるほかは、どこがどうお得になるのか、特に納得できる説明はありませんでした。カードの種類が増えたほか、カードの特典を受けられる条件が少し複雑になってきているので、店員も熟知していないのかもしれません。

クレジットカードを変更すると、それに紐づく引き落としの情報などもすべて変更しなければいけないので、消費者にとっては影響がとても大きいです。私の場合はこのENEOSカード(NICOS)にはETCカードをあわせて発行しているので、もしもクレジットカードを変更するとETCカードまで切り替えないといけなくなります。

もしも、切り替えを薦めなければいけない理由があるのであれば、判りやすく説明をしてほしいところです。

【2013/05/13追記】

勧誘は続く

このエントリーを書いた以降もいろいろなENEOSのガソリンスタンドで、ニコスからトヨタファイナンスのカードへの切り替えを薦められ続けています。正直、迷惑です。

2週間ほど前もまたENEOSのガソリンスタンドでトヨタファイナンスへの切り替えを薦められました。理由を尋ねると、「年会費が無料になる」という説明だけでした。相変わらず、ニコスとトヨタファイナンスのクレジットカードの特徴をよく知らずに、会社の指示だけで切り替えを薦めているようです。

今回は後ろにお客さんもいなかったので、こちらから店員に対してシステムの違いを説明しました。

・ENEOS Sは確かに年一回の利用で年会費は無料であるけれども、1リットル当たり2円のキャッシュバックしかない

・ENEOS Pは年会費1312円がかかる上で、ENEOSでの1000円分の利用ごとに30ポイントの還元しかない

・ENEOS Cは年会費1312円がかかり、ENEOSでの給油1リットルに対し1円から7円のキャッシュバックがある (ニコスのENEOSカードと同じ)

ENEOS Sとニコスを比較すると、年会費1312円の元がとれるか田舎が判断の分かれ目になります。ニコスのENEOSカードで毎月7万円以上の買い物をすると、ガソリンは1リットル当たり5円引きになります。一方で、ENEOS Sカードでは1リットルあたり2円引きです。1ヶ月で50リットルの給油をすると差額は150円、年間では1800円です。これで年会費の元はとれます。(ENEOS Sカードではポイントプログラムもありますが、有効期限が2年で、付帯されるポイントも1000円あたり6ポイントとあまり還元率が高くない)

単にENEOSのガソリンスタンドでは、「お持ちのニコスのENEOSカードでは年会費が有料ですが、こちらに更新すると1回の利用で年会費が無料になります」という説明だけで、トヨタファイナンスに切り替えを迫るのは、正直、詐欺まがいの説明だと思います。カウンターの上にあるパンフレットで上記を説明すると店員も引き下がりました。

NICOSよりも劣化?

さらに、これはよくよく調べないと判らないのですが、NICOSのENEOSカードよりも、ENEOS(C P S)では下記の点が劣っているとYahoo!知恵袋の回答がありました。

・三菱東京UFJ銀行メインバンクプラスのATM時間外手数料優遇条件から外れる
・キャッシングが付かない
・本人会員以外の引落口座は一切指定できない(NICOSは家族口座も指定可)
・NICOSでは個人契約で法人口座引き落としが出来たが、不可となる。(ENEOSビジネス申込を誘導される)
・電話窓口が平日しか空いていない

☆ エネオスでスタッフにニコスのエネオスカードからトヨタファイナンスのエネオスカ… – Yahoo!知恵袋

正確な説明をしないのであれば、消費者保護の観点で、ENEOSガソリンスタンドにおける新型ENEOSカードへの切り替えの勧誘はやめるべきだと思います。

【2021年2月2日追記】

Enekeyが便利!

その後、ENEOSカードは解約して、セゾンゴールドアメリカンエキスプレスカードにクレジットカードは集約しました。楽天市場での買い物向けに楽天ゴールドカードは持っています。

また、昨年、ENEOSのEnekyを新しく作りました。自動車のキーにキーホルダーのようにして付けられる小さなデバイスです。クレジットカードとの紐づけに加えてTカードの登録もできます。したがって、ENEOSのガソリンスタンドでは財布やスマホを持たずに、Enekeyを読み取り部にかざすだけで受付と精算が完了してしまう便利なデバイスです。

Enekeyはこちらの記事で紹介しています。

ENEKEY

【2023年12月24日追記】

ENEOS SSアプリ

ENEOS SSアプリが公開されています。いつもの給与方法を設定しておけば、給油機のバーコード読み取り機にアプリのバーコードを読み込ませるだけで、最低限のタッチパネル操作で給油の段階まで進むことができて便利です。

ENEOS SSアプリのバーコードが給油機で読み取りにくい場合があるのですが、こちらの対処法で解決しました。

JALカードを作りました

クレジットカードはいろいろな変遷があったのですが、楽天プレミアムカードとセゾンゴールドアメリカンエキスプレスカードの特典が改悪されたことを受けて、JALカードを作成しました。

1年間4950円でショッピングマイルプレミアムを付けているので、一般のお店だと100円につき1マイル、特約店では100円につき2マイルが付与されます。

実はENEOSは特約店になっているので、ENEOSがお得に利用できることを期待していたのですが、残念なことに、2024年3月末をもってENEOSが特約店から外れることになってしまいました。

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