iPhone3Gは販売当初に注目を集めたものの失速か?

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フジサンケイリビングアイの記事に、「どうなる スマートフォン戦線異常あり」という記事が出ていました。冒頭に、下記のようにiPhoneに関して触れられています。

 ソフトバンクモバイルが7月に発売した米アップル製「iPhone(アイフォーン)3G」は、注目は集めたものの急失速。

日本で100万台は売れるといわれていたアイフォーンは、今のところは20万台程度しか売れていないのではないかという見方もあるようです。また、さらに記事の中出は、「日本向けに手直しをせずに発売した時点で市場を見誤っていた」とも書かれています。

日本独自の仕様というのは、おサイフケータイ、絵文字、携帯電話用メールアドレス、モバイルSUICA、ワンセグなどを指すのでしょうか。確かにこれらの機能に魅力を感じないわけではないのですが、iPhoneの販売不振につながるほどの決定的な要因とも思えません。逆に日本はそんなに閉鎖的で良いのだろうかとさえ思ってしまいます。

記事を読み進んでいくと、「日本はすでにネット閲覧や音楽再生機能を盛り込んでいる。アイフォーンの新規性は薄い」というところもありますが、ここもあまり賛同できません。どうしても日本の携帯電話についている音楽再生機能については、携帯電話のおまけ的な要素が強く、とてもその機能を使い続ける気にはなれないです。現に携帯電話とiPodを併用している人は多いと思います。

記事の中ではiPhone以外のスマートフォン、たとえば、ブラックベリーなどに人気が出ているようにもよめますが、iPhone以上に見かけたことがないので、とてもよく売れているような感じがしません。


電車に乗っているときにiPhoneは見かけることがあるのですが、それ以外のスマートフォンを見かけることがないので、スマートフォンの中でiPhoneが出遅れているようなことは一切ないような気がします。もともと、携帯電話と比較してスマートフォンは出荷台数が極端に少ないのではないでしょうか。その中でiPhoneは携帯電話売り上げ13位などにランキングしているのでかなり健闘しているのではないかとも思います。

確かにiPhoneは今のところはアップルの愛好家など一部のマニア層を中心にしか普及していない感じはありますが、まだ魅力的な使い方が提案できていないだけで、これから新しいアプリケーションなどが増えてくれば、もっと魅力を感じる人の数は増えていくのではないかと思います。

このまま日本で失速してしまうと、ファームウエアの日本におけるバージョンアップや新しいアプリケーションの公開などが滞ってしまい、さらにiPhoneが売れなくなってしまうという悪循環を辿ってしまいそうな気がしますので、ぜひソフトバンクにはがんばって新しい使い方を提案して欲しいところです。

【2019/01/20追記】

この記事を書いたのは今から11年前の2008年ですが、その後、iPhoneは非常に人気となり、私の周りでもiPhoneを使っている人の数が瞬く間に増えていきました。やはり、ソフトバンクのほかにauやNTTdocomoもiPhoneを取り扱うようになったのが大きかったと思います。

しかし、その後はandroidも急速に使いやすいOSとなり、中国メーカーを中心に安くてデザイン性の高い機種が各種入手できるようになりました。

また、携帯電話料金もスマホの本体代と通信料金を分離する動きが強まり、本体料金が大きいと、かなり高いように感じることも多いです。そんな中で、高級路線に絞ってきたiPhoneは少し売り上げを落としているのではないかという観測もあります。

今後、どんな魅力的な機種が出てくるのか楽しみにしていたいと思います。

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